同じ内容なのに、ある事によって相手からの返事が
「イエス」になったり「ノー」になったりする事があるってご存知
そのある事というのが、伝え方なんです。
少し言葉が足りなかったり、
言い方によって上手く伝えられないと、思わぬ誤解を受けたりする
ありますよね。
伝え方によって、後で失敗したなあ~と思う事ありませんか?
ちゃんと考えて言葉を選ばないと、伝え方って
難しいなあという事を私も日々実感しています。
特に難しいと思うのが話し言葉。
こうやって文章にしている時は、何度も読み直して??
と思う所は何度も書き直す事が出来ますが
口から出た言葉は、修正は簡単にはできないですから。
「伝え方」って本当に大事なんです。
その伝え方で、最近すごく感心した例が、
皆さんのご記憶にもまだあるのでは?
そう、あのDJポリス!
サッカーW杯予選を突破した日、サポーターで大混雑の
渋谷のスクランブル交差点での、見事なおまわりさんのアナウンス
ニュースになりましたよね?
大勢のサポーターが横断するのに、ハイタッチをくり返し、
騒然と交通にも支障をきたしていた渋谷で、
後にDJポリスと称賛されるおまわりさんが
見事なアナウンスで興奮状態のサポーターたちの心を動かしたアレ
「サポーターのみなさんは12番目の選手でもあります。
ルールとマナーを守ってフェアプレーで今日の喜びを分かち合いま
というアナウンス。
普通のおまわりさんなら、
「ルールとマナーを守りましょう」
という、ごく当たり前の呼びかけをしていたはずです。
でもきっとそれでは興奮したサポーター集団の耳には届かないか、
また届いても何も感じないか、かえって反感をもたれたかもしれま
でもそこは、DJポリス、「ノー」を「イエス」に変える技術を使
上手にアナウンスしたのです。
これは、どんな技術かというと・・・
お願いしたい事をストレートに言うのではなく、
「相手の好きなこと」や「心地いいこと」から言うことで
相手のメリットに変えるというもの。
言い換えることによって「ノー」と言われそうなことも
「イエス」に変わる可能性がぐんと上がるのです。
「サポーターのみなさんは12番目の選手でもあります」という呼
それは応援するサポーターにとってみたら、最も嬉しいことであっ
心地よいことのひとつです。
そうなると選手であるからにはルールとマナーを守るのは
ごく当たり前です。
「ルールとマナーを守ってほしい」というおまわりさんのお願いを
サポーターの好きなことである「12番目の選手である」という
相手の好きなことからしたので、受け入れにくいお願いが見事に叶
これを普段のお願いごとにも応用すれば、
もしかして「ノー」が「イエス」に変わる可能性がぐんとあがるか
たとえば残業をお願いする時など
「○○さんの作ってくれる資料は、本当に見やすくてプレゼンの成
あがるんだよね。そこで申し訳ないけど、これ明日までにまとめて
すごく助かるんだけど、ダメかな?」
とか?
言葉って言霊(ことだま)とも言われたりしますし
使い方次第で、自分に有利に物事を進められたりもします。
現に話が上手な人は、対人コミュニケーションも
上手だし、どんどん出世していきますよね。(笑)
逆に失言で失脚する政治家も多いですし。
天性のものもあるかもしれませんが、
伝え方も法則を学べば技術でなんとかなるとか。
ちょっと長くなりましたので、あとはまた後日にでも!