色んな本を読んだり、セミナーに出たりして
インプットには時間とお金をかけていても
教えていただいた方法は実践してみなければ
何もなりません。
インプットばかりしていてもアウトプットができなければ
はっきり言って意味がないのです。
そこで今日はアウトプットをしてみる提案です。
守破離はご存じですか?
守破離とは、
もともとは武道や芸の道などで
良く使われる言葉だそうです。
「守」というのは
最初の段階は、指導者の話を忠実に守ります。
できるだけ多くの話を聞き、指導者の行動を見習って、
指導者の価値観を自分のものにしていくんです。
すべてを習得できたと感じるまでは、
指導者の指導の通りの行動をします。
そして次の段階では「破」
次の段階で、指導者の話を守るだけではなく、
破る行為をしてみます。
自分独自に工夫して、指導者の話には
なかった方法を試してみるのです。
最後の段階が「離」
指導者のもとから離れて、
自分自身で学んだ内容をさらに発展させる。
これを身近なわかりやすい例でいうと
うちの娘がAKBのあっちゃん(前田敦子さん)みたいに
なりたい~と思ったとします。
まず、髪型、ファッション、メイク(まだ早い?)を研究して
あっちゃんをとことんマネてみます。
でも髪型は自分の顔型に合うように前髪をアレンジしたり
ともちん(板野友美さん)のファッションを取り入れたりして
最終的に自分に一番合うスタイルを見つけて行く。
といった感じでしょうか?
まずは、マネからでいいんです。
それが完璧にものにできたら、
次に自分のオリジナルを混ぜてみて、
最後に、新しいものをつくっていくということですね。
別に武道や芸能の世界だけでなく、
ビジネスでもどんな世界でも応用できる考え方です。
例えば、あの人のようになりたいと
憧れたり尊敬できる人がいたら
外見やファッションからでもいいので
まず、マネてみます。
おまけにセミナー動画DVDなんかがあれば、なおgood!
繰り返し見たり聞いたりして
話し方も身振り手振り、立ち方も、
とことん真似て、自分のものにするんです。
話しの内容なんか、別に意味がわからなくてもいいので
とりあえず同じ様に話してみます。
ずっと、真似して話していると、
わからなかった意味もだんだん理解できてきたりします。
これが守破離の守。
話の意味がよく理解できてわかってくると、
今度はまた別の人の言っている事などが
気になってくるはずです。
「この人の言っている事もなるほどだな~」とか
そこでマネていたものに、新たな情報も取り混ぜてみます。
これが守破離の破。
「でも、私はこの部分はこうした方がもっといいと思う」とか
自分の考え、という主張も出てくるはずです。
そしてこれらをうまく混ぜ合わせて、
自分なりのビジネスモデルが確立されると、
守破離の離になるわけですね。
初めて自転車にのる時のことを考えてみると
乗り方を覚えるまで、何度も転びながら練習しますよね。
フラフラして、支えてもらわないと倒れちゃったりして
本当に危なっかしかったはずです。
でも、一度自転車に乗れるようになると、
もう乗り方は忘れません。
ちょっとやそっとじゃ、転ばなくなります。
最初では考えられなかったような乗り方だって
できるようになります。
例えば手ばなし運転だってできたりして…
(危ないから、やらないで!)
それと似ています。
別にマネするのは人でなくてもいいんですよ。
やり方や手法でもOKです。
真っさらな白紙の状態から
全く初めての物を考え出すのは
ものすごく労力がいる事です。
でもすでにある物から発展して考えていった方が
早いし上手くいく確立も高いと思いませんか?